アトピーのスキンケアについて

アトピー性皮膚炎にかかると、お肌がもともともっているバリア機能を失うため、ささいなことでもトラブルをおこしがちです。なかでも、紫外線の刺激は皮膚の炎症である日焼けを起こすことがあり、アトピー性皮膚炎の悪化につながります。

紫外線の強い時期は、外出する際にしっかりと日焼け止めクリームなどをぬり外出するようにしましょう。

また、衣服でも紫外線対策は可能です。
しかし、厚い長袖などを着て汗を大量にかいてしまうと、細菌が増殖し炎症を引き起こすケースもあるので、吸収性の良い衣服を選ぶなどの注意が必要です。

毎日低刺激の洗顔料や石鹸などでやさしく洗ったり、しっかりシャワーで汗を流したりして、お肌を清潔に保つようにしましょう。ただ、過度な洗顔はお肌を乾燥させ刺激を与えてしまうので、洗いすぎには注意が必要です。

また、人の汗は不快な臭いの原因であるとともに、豊富に栄養分が含まれていることから細菌が繁殖する原因にもなります。特にアトピー性皮膚炎など肌が弱い人の場合は、その細菌の影響を受けて炎症を起こしているケースも多いのです。

しかし、外出する際などはすぐにシャワーを浴びられないため、綿のタオルなどでこまめに汗をふいて清潔な状態を保つようにしましょう。また、アトピー性皮膚炎の人は皮膚のバリアが弱まっているため、水分が蒸発しやすいです。

そのため、お肌を清潔にした後は保湿ケアをしっかりして肌の水分を保つことも大切です。